
(少数派の意見としまして)
”自然に勝るものはない”
最近、各地の名所や各イベントでライトアップが盛んに行われております。
京都も人気どころのお寺等では多くのところで行われております。経済活動も絡みますので、何とも言えませんが
私はどんなものでも自然光で見るのが一番だと強く思っている者ですので、最近のライトアップにはいささか抵抗を感じます。(作品撮影も常に自然光で行なっております。)
日中に各名所に撮影に行きましても、必ずライトが写ってしまいます。
せっかく美しい苔庭にもライトが設置され、人工物が自然の美しい中に写ってしまうことを私はとても嫌います。
また所によりましては、とても大きな看板等が風情をぶち壊すかのごとく設置されており悲しくもなります。
世間一般ではライトアップは人気でしょうし、時代の流れですので、ブツクサ言ってもしょうがないのでしょうけれど、せめてその物の色を尊重するライトアップを心がけていただきたいものです。青やピンクなどで色付けしたライトアップは全く理解に苦しみます。派手な演出に目が行きがちですが、朝から晩までの自然光の変化や、晴れの日、曇りの日、雨の日の見え方の違いに気を配ることを現代人は忘れているように感じます。陶芸作品も今一度、自然光でよくご覧いただきたいと存じます。新たな発見がきっとあることと存じます。