次回の個展 : 10月 相賀真志郎展
展覧会 | 備前・信楽 相賀真志郎展
10月7日〜10月29日
古信楽、古常滑、古越前、そして古備前などに共通するものが、相賀さんの作品には確かに在ります。愛陶家でしたら、それは瞬時に感じ取られることと存じます。私個人は古常滑等の雰囲気は大好きですので、そのような香りがする今回の作品に、驚きと感動を受けました。現在の日本で、そのような味を出せている陶芸家はとても少ないからです。私の写真は現代的な調子ですので、伝わりにくいかもしれませんが、古い感じで撮影や印刷をしたならば、それらはまさにそのような佇まいをみせるでしょう。
数年前、根津美術館に展示されていた信楽茶碗の名品「水の子」ジワジワとくるあの緋色に、長いこと見惚れたことがございました。土が強く焼けてみせる色、決して生焼け緋色とは異なる類のものですが、それらには独特の魅力があるものです。
相賀さんも緋色と土感には最もこだわっていると言われており、その成果が出ております。
2年半ほどの期間、ジックリと作り貯めておいた相賀さんの素晴らしい作品が揃いました。
詳細は後日更新させて頂きます。
皆様のご来店をお待ちしております。
相賀真志郎
1972年 広島県呉市に生まれ
1997年 備前陶芸センター卒業
2003年 牛窓町寒風に完全地下式穴窯を築窯
2009年 茶の湯の造形展「茶垸」入選
同年 備前焼ギャラリー青山にて初個展開催
2010年 茶の湯の造形展「茶入」入選
同年 備前焼ギャラリー青山にて茶入展開催
2013年 備前焼ギャラリー青山にて個展開催
Feature
特集と題しまして、特定の作家の新作の中より、オススメの作品を紹介させて頂くウェブサイト特別企画です。
作品はオンラインでご購入頂けます。店舗内でも展示しておりますので、ぜひご来店ください。
Feature 伊賀・信楽 | 古谷和也
備前に比べ朗らかな印象の信楽、ザックリとした土の質感と自然釉の美しい色合いはなんとも魅力的です。
古谷さんの工房へ伺って、選ばせて頂いた茶盌や花器、酒器等を紹介させて頂きます。





Feature New Works | 石井隆寛
石井隆寛 プロフィール
1977 東京に生まれる
2000 隠崎隆一に師事
2006 独立
2007/2008/2009 備前焼ギャラリー青山にて個展開催
Feature 金泥、彩色、窯変 | 茶盌 | 石井隆寛
星雲や銀河、大地の成り立ちを感じさせるような茶盌、大ぶりですが迫力に満ちており、まさに陶芸の魅力が詰まった作品です。とても技巧を凝らした作りとなっており、土と釉薬だけではない素材を使用することにより、新たな質感を表現しております。見る角度や光の具合により色合いも変わり、見るたびに新たな発見をすることが出来る作品となっております。


石井隆寛 プロフィール
1977 東京に生まれる
2000 隠崎隆一に師事
2006 独立
2007/2008/2009 備前焼ギャラリー青山にて個展開催


Feature 武末日臣 | 粉引、井戸
窯の中で隣に置かれた作品でも色合いが異なる不思議がやきものには存在します。同一作品内に現れたものも(片身替わり)存在します。酸素濃度が影響したりするものですが、その窯変は面白いものです。井戸でも青みがかったものの美しさ、枇杷色等の柔らかさと、どちらが好みか、青の中でも艶ありやマットな感じと微妙にニュアンスが異なっております。武末さんの青は特に魅力的でオススメです。貫入の具合も味わい深いです。長く使うことでゆっくり表れてくる景色、選ぶも使うも楽しみです。

武末日臣
1955 長崎県上対馬生まれ
1989 高麗李朝陶磁研究のため渡韓
井戸、三島等の古窯跡発掘調査を行う
以後、毎年渡韓し調査研究
1990 対州国島大国魂神社神職となる
1994 対馬大浦に窯を築く
1996 以降全国各地にて個展開催
備前焼ギャラリー青山にて個展開催
作品の詳細はこちらOnline Feature よりご覧頂けます。
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2020年以前に開催された展覧会で販売された作品の一部をご覧頂けます(別サイト)。
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