陰翳礼讃 In Praise of Shadows
谷崎潤一郎が1933年頃に綴ったものですが、もし今彼がこの世を覗いたら、なんて表現するのでしょうね。。
現代社会は光が強すぎて、微妙な具合を感じ取る目のセンサーが壊れてしまうのではとよく感じることがあります。
夜中のコンビニや車のライト
私は眩しい病なので、目に突き刺さるようです。
私がこの町家を選んだ最大の理由が、この光。
写真右側から来る光だけでなく
もっとSpecialな光が
射し込むのです。
暖色の光、青白い光
光にもいろいろ
時間帯や時期によって変わります。
このスライダーでは微妙な違いばかりの写真ですが
朝から晩まで、一日を通して光は常に変化し
静かに始まり、時に激しく
それによって作品の見え方も変わります。
それも一つの楽しむポイントです。
エアコンはOFF、花が揺れてしまうのと、咲いてしまうため寒い中で待ちます。
だいたい撮影に適した場所にはエアコンがなく寒い中での作業
冬になったばかり
春は遠い。。
備前窯変耳付花入 | 高力芳照
Size(cm)W15.2 H22.4
作品本来の色合いがよく出せていると思います。
出るようで出しにくい色合いなんですよね。
小豆色+茶色+( しそ色)+複雑すぎて…レンズも大変です(笑)